データ分析の書記録

読んだ本の内容って忘れてしまいますよね。このブログは分析関係の読んだ本、勉強したことの記録です。

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

データ分析者が思う「問題解決のジレンマ」その3 〜問題解決のジレンマ〜

はじめに 前回のはなし shinomiya-note.hatenablog.com 問題は「事実」と「解釈」の乖離から発生する 「未知の未知」領域を意識することが重要なのは、私たちの既知の領域が非常に狭く、この中で考えていては表層的な問題しか解決しかできないためです。

データ分析者が思う「問題解決のジレンマ」その2 〜事実と解釈〜

はじめに 前回のはなし shinomiya-note.hatenablog.com 事実の無知と解釈の無知 前回、問題を発見するには未知の領域に目を向けなければいけないと述べました。知や未知とは何を知っていて、何を知らないこととするのでしょうか?まずそこを定義してやります…

データ分析者が思う「問題解決のジレンマ」その1 〜未知と既知〜

【無知の知】 知れば知るほど、自分が知らないということを知る --アリストテレス はじめに データ分析者に必要な要素とはなんでしょうか?という問いに答えるなら、第一に「意思決定をするために、問題を定義し、解決まで導ける力」です。様々な分析手法や…

岩波データサイエンスVol.3 差の差法(DID)

差の差法とは 以前、調査観察データの統計科学でも取り上げた因果推論の手法の一つです。DIDとも呼ばれます。今回はより詳細に、実務的に取り上げられていた内容をまとめています。 実際は 実際にDIDを推定する場合、イチイチ各群の差の(平均値の)差をとっ…